小雨、ふるなか。

本日は、柑橘苗の 植え付け。



圃場では、

S氏と、シルバー人材センターより来てくださったO氏が

寒々しいなか、作業に取り組んでくださっている。




この農場が完成したあかつきには、

それは見事なブルーベリー畑と柑橘畑が

わたしたちの目を楽しませてくれることでしょう。

樹々の緑に、花の甘い香りに、たわわに実るだろう果実に

わたしたちは、どれほど心うばわれるでしょう。



でも、
だれも、




カヤなどの草が背丈をはるかにこすほど生い茂り、
足も踏み込めないほど荒れ果てた
はじめの頃の状況など、知らないままなのでしょう。



作物をつくることもないまま、長い間放置された この土地に、

縁あって、わたしたちがかかわることとなり、

たくさんのたくさんの方々の協力をいただきながら〜



いま、この大地に、新しい命をふきこみます。


目にはみえないだろう、みなさんの優しさが、


この大地を、甦らせています。





今朝、S氏から、「圃場には三つ葉とセリがあるよ。」と連絡がありました。


フォンタナ農場内には、川魚が群れをなす、清らかな流れがあり〜

その周辺、藪におおわれた茂みのなかには、

山菜が密やかに芽吹いているのです。





農、というのは、

大地と人とが共存してなりえるもの。



大地の恵みに感謝しながら、

大地の恵みである作物を収穫し

循環する自然の営みのなかで、

わたしたちは その命を「いただきながら」 

次の世代を まもり育てていく。


けっして 傲慢にならず、

感謝をもって、日々をていねいに暮せることの、大切さ。



目にみえる事柄だけに 惑わされず

目にみえない多くの部分にある 真実を



わたしたちは、みなさんへ お伝えできたらとおもいます。